映画の世界を体感、「ジャン=リュック・ゴダール《感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について》展」が8月末まで開催

映画の世界を体感、「ジャン=リュック・ゴダール《感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について》展」が8月末まで開催

「ジャン=リュック・ゴダール《感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について》展」が、2025年8月31日まで新宿・歌舞伎町の王城ビルで開催されている。

ジャン=リュック・ゴダール(1930-2022)は、『勝手にしやがれ』(1959)や『気狂いピエロ』(1965)でヌーヴェルバーグの旗手とされたフランスの映画監督。同展は、ゴダール監督最後の長編作品で、カンヌ映画祭で映画祭史上初の「スペシャル・パルムドール」を受賞した『イメージの本』(2018)に着想を得たもの。晩年ゴダールの右腕だったスイスの映画作家ファブリス・アラーニョがキュレーションを務め、ドイツ、スイスなどでおこなわれてきた展示を日本で初開催する。

映画は、歴史・戦争・宗教・芸術の変遷を、さまざまな映画の引用/コラージュでふりかえる5章仕立ての作品。同展では各章をさらに断片化し、引用される映像イメージの順序がつねに入れ替わる映像インスタレーションとしている。複数のモニターやスクリーンを用い、会場となる王城ビルのフロアを多層的に使うことで、視覚的・空間的にゴダールの世界が体感できる展示となっている。

https://godardtokyo.com/