化粧品原料のパール材を用いた絵画を展示、「揺動する絵画空間」が5月13日まで開催中

化粧品原料のパール材を用いた絵画を展示、「揺動する絵画空間」が5月13日まで開催中

資生堂みらい研究グループが、化粧品原料を用いた絵画などを展示する「揺動する絵画空間」を、2023年5月13日まで神奈川・横浜の資生堂グローバルイノベーションセンターで開催している。

これまで、美術家の高屋永遠とともに、メイクアップ製品で使われるパール剤を用いた絵画技術の共同研究をおこなってきた同研究グループ。今回研究成果として、パール剤を用いて新たな表現効果を生み出した油彩画作品1点が展示される。

作品は一見、あいまいな形象を繊細な色彩で描いた抽象画だが、見る角度によって水の波紋のような像が浮かび上がる。これは、見る角度によって光り方が変わるパール材の特徴によるもので、パール像が現れることで、作品から受ける印象が変化する。

同展ではほかに、絵画技法を科学的な視点からとらえた解説展示と、共同研究現場を再現したアトリエのジオラマの展示もおこなわれる。また、パール剤を配合した絵の具を使って絵を描くワークショップや、高島らによるアーティストトークも同時開催される。

https://hanatsubaki.shiseido.com/jp/column1/21741/