幅広いデザイン領域が対象、中国を代表する国際的なデザイン賞「DIA2023」が6月30日まで作品を募集

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幅広いデザイン領域が対象、中国を代表する国際的なデザイン賞「DIA2023」が6月30日まで作品を募集

中国を代表する美術系教育研究大学の一つである、中国美術学院(China Academy of Art)主催の国際的なデザイン賞「DIA2023」が、2023年6月30日まで作品を受け付けている。

2015年にスタートしたデザイン賞「DIA(DESIGN INTELLIGENCE AWARD)」は、この7年間の間に70カ国・地域から4万3,000件を越える応募があり、中国を代表する国際的なデザイン賞の一つとなっている。

日本の企業やデザイナーからも応募があり、「DIA2022」では、株式会社久米設計+株式会社ユニオンの「壁面収納式担架ラピッドレスキュー」と大阪芸術大学の「文楽人形ロボット」がシルバー賞を受賞した。「DIA2021」では、オムロンヘルスケア株式会社の「喘鳴センサ HWZ-1000T」とコクヨ株式会社の「ストックスタック」がブロンズ賞を受賞、「DIA2020」では、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「工作生物・ゲズンロイド」が、最高賞である金賞を受賞した。

DIAには産業とコンセプトの2部門があり、各部門は「文化創造」「スマートライフ」「産業設備」「デジタルエコノミー」の4つの領域に分かれている。モノだけではなく、サービスやビジネスソリューション、ソーシャルイノベーションなど幅広いデザイン領域が対象となる。

2023年のテーマは「デザインエボリューション」。デザインは、基本的なニーズを満たすものから新しい需要を生み出すものへ、独立した存在から統合されたコミュニティへと進化している。変化が激しい時代、そして進化し続ける世界の中で、デザインエボリューションした新しい形に触れることが期待されている。

各部門には賞金が提供される特別賞があり、産業部門の金賞受賞者には100万元(日本円約1,900万円)が与えられる。なお、DIAでは製造業と受賞者のマッチングを支援するプログラムも用意されている。

参加費は両部門とも無料で、公式サイトにて応募を受付中。審査は、一次審査と最終審査に分かれており、日本からの応募対象は7月中旬の応募時に提出された情報をもとにオンラインで開催される予定。11月に中国美術学院で開催される最終審査は、現品あるいは説明ビデオをもとに審査がおこなわれる。授賞式と美術学院「デザインミュージアム」で授賞作品展示会も開催予定だ。

■DIA公式サイト
https://en.di-award.org/

■応募ガイド
https://en.di-award.org/rules.html

■応募問い合わせ
info@di-award.org

■日本連絡先(一般社団法人国際デザイン研究フォーラム)
info@design-forum.net