テーマは「観察の眼、発見の芽」、動物標本コレクション展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」が8月5日から開催

テーマは「観察の眼、発見の芽」、動物標本コレクション展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」が8月5日から開催

東京・上野の国立科学博物館にて、動物標本を展示する企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学 国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」が8月5日から9月25日まで開催される。企画編集・デザインを日本デザインセンターの三澤デザイン研究室が担当している。

約490万点の膨大な標本を有する同博物館。普段そのほとんどは収蔵庫に保管され見ることができないが、今回、その収蔵庫の中から世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心にした哺乳類などの標本を展示する。同博物館はこの展示を全国の博物館などへ巡回させるための「巡回展キット」を三澤デザイン研究室と共同開発し、昨年から貸し出しをはじめたが、今回は特別に同博物館内で展示をおこなう。

テーマは「観察の眼、発見の芽」。標本を通して「見つめる眼(観察)」と「見つける眼(発見)」を育み、ほかの動物との意外な共通点、私たちの日常とのつながりなど、標本にまつわる学びや問いが発見できる展示となっている。貴重な標本の数々はもちろん、箱什器につけられた引き出しを一つひとつ開けて鑑賞するというユニークな展示方法や、緻密な空間デザインにも注目したい。

https://www.kahaku.go.jp/event/2022/08whoarewe/

企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」国立科学博物館収蔵庫コレクション | Vol.01 哺乳類