西陣織の「HOSOO」がミラノサローネに出展、新作コレクション「Heritage Nova」を発表

西陣織の「HOSOO」がミラノサローネに出展、新作コレクション「Heritage Nova」を発表

株式会社細尾によるブランド「HOSOO」が、6月7日から6月12日までイタリア・ミラノで開催されるミラノサローネ国際家具見本市に出展。新作テキスタイルコレクション「Heritage Nova」を発表した。

1688年に、京都西陣において大寺院御用達の織屋として創業した細尾。今回披露した「Heritage Nova」は、シルクとヘンプのコンビネーション特有の質感を、複雑な構造による立体的な表現で織り上げたコレクション。同コレクションは17世紀につくられた麻布からインスピレーションを受けたもので、古布が持つ独特の気配を現代の西陣織として制作することを目指したという。

出展にあたり、ブランドのクリエイティブディレクターを務める細尾真孝は以下のようにコメントしている。

「かつて、白いと柔らかいは同義であったとされるそうです。江戸期の大麻布に触れた時、自分のイメージとは全く異なるその質感に衝撃を受けました。固くゴワゴワしていると思っていた大麻布が、これほど白く、柔らかいものであると知ったのです。古いものの中に新しいものを見出した瞬間でした。1万年前から人類と共にあった大麻の糸を、西陣の歴史に織り込み、新しいヘリテージが生まれます」

https://www.hosoo.co.jp/