「三鷹天命反転住宅」が修繕のためのクラウドファンディングを12月10日まで実施中

三鷹天命反転住宅 外観(撮影:加藤健 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所) 三鷹天命反転住宅 外観(撮影:加藤健 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)

東京・三鷹市にある「三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー」を、歴史的建造物として次世代に繋げるためのクラウドファンディングが9月13日から開始した。

美術家・建築家の荒川修作とマドリン・ギンズが設計した全9戸からなる集合住宅「三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー」。2005年の竣工以来、荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所が管理運営を担い、一部を賃貸住宅として、一部を教育・文化プログラムを世界へ発信するスペースとして活動を行ってきた。竣工15周年を迎えた2020年に大がかりな修繕計画を進める予定だったが、新型コロナウィルス感染症の影響で全イベントが中止。定期的に開催されてきた見学会や短期滞在プログラム(ショートステイ)の利用者も激減し、経済的にも苦しい状況が続いている。

今回のクラウドファンディングでは、大規模修繕費用に充てるための支援金を募集。募集期間は12月10日までで、リターンとしては「たてもの見学会ご招待券」や「テレワークプランご招待券」、「ショートステイご招待券」などが用意されている。

https://motion-gallery.net/projects/savetherdloftsmitaka