「本」と「読書」をいま考える、メディアなんでも書店「TRANS BOOKS」が11月24日から2日間にわたって開催

「本」と「読書」をいま考える、メディアなんでも書店「TRANS BOOKS」が11月24日から2日間にわたって開催

東京・神保町にあるコワーキングスペース・TAM COWORKING TOKYOにて、ブックフェア「TRANS BOOKS」が11月24日と11月25日の2日間にわたり、今年度も開催する。

同フェアは、電子も非電子も、それ以外もメディアを問わず、どんな本でも購入できるブックフェアとして、2017年から開催している。いまならではの「本」と「読書」の可能性を実験的に考える場を目指し、今年も開催することとなった。

iPadやKindleが普及しはじめたころは、全ての紙メディアがデジタルに置き変わる空気感があった。しかし最近では、ユーザーが自分の意思でより自由にメディアを選択し、またそれに合わせ本を購入する手段や読書体験もますます多種多様になった。「本」は、編集されたコンテンツを閲覧するだけのものではなく、デジタルやアナログを超えた、表現やメディアとの関係を考えるきっかけを提供してくれるプラットフォームである。

「TRANS BOOKS」は、そのような本と本を取り巻く体験の多様性、可能性や考える場を目指している。『いま、どんな形式の「本」や読書体験があり得るか』--このテーマに意欲的に取り組んでもらえる作家に本づくりを依頼して制作された新刊や、すでに発行されている既刊本などがセレクトされ会場で販売される。またトークイベントなどのディスカッションで本の現在地を探る。主催者と出品作家、来場者を交えて、いまの「本」と「読書」を考えるイベントだ。

出展作家一覧(敬称略)
・阿児つばさ、雨宮庸介、飯沢未央、梅田哲也、九鬼みずほ、さわひらき、辰巳量平、西光祐輔、hyslom、船川翔司、松井美耶子、山本麻紀子、柳本牧紀(船先案内人)
・飯田竜太(彫刻家・美術家)
・伊東友子+時里充(制作・執筆+アーティスト)
・UMISHIBAURA(パブリッシャー)
・edition.nord consultancy + poncotan w&g (本作りの相談業務+レーザープリント印刷・製本工房)
・olo(架空紙幣作家)
・齋藤祐平(古書店員)
・mmm(サンマロ)(解釈者)
・鹿(会社員)
・新津保建秀(写真家)
・stone(テキストエディタ)
・TADA+STUDIO PT.(Photographer+Design Studio)
・永田康祐(アーティスト)
・パーフェクトロン(アートユニット)
・Hand Saw Press(リソグラフ印刷スタジオ)
・hitode909(プログラマー)
・福永信+仲村健太郎(小説家+グラフィックデザイナー・ブックデザイナー)
・PROTOROOM(MetaMedia Collective)
・山中澪+池亜佐美(アニメーション作家)
・ROADSIDERS 都築響一(有料メールマガジン発行/編集者・写真家)
・youpy(プログラマ)
・渡邉朋也(美術家/タレント)

https://transbooks.center/2018/