LAMYのデザインプロダクト50周年を記念する世界巡回展、「thinking tools展」が3月3日から開催
ドイツの筆記具ブランド「LAMY(ラミー)」のペンのデザインの過程に焦点を当てた「thinking tools展」が、3月3日から4月8日まで21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて開催される。
1930年、ドイツの美しい古都・ハイデルベルグに設立されたラミー社は、ユニークなデザインでドイツのみならず、世界中の筆記具市場に新風を吹き込んだ。世界中のさまざまな分野のデザイナーとのコラボレーションによって開発された商品は、多数のデザイン賞を受賞している。
LAMY初のデザインプロダクトである「LAMY 2000」は、それまでの筆記具の概念を覆す、“機能によってかたち作られるデザイン”というバウハウスの思想を取り入れた斬新なデザインだ。「LAMY 2000」が登場した1966年を「ラミーデザイン誕生の年」と定め、それ以降、姿かたちを一切変えず、ラミーデザインの原点を伝える永遠のロングセラーとして、多くのデザイナーやクリエイターに愛用されている。
同展では、LAMYを代表するさまざまなペンのプロトタイプや製品開発の現場のワンシーンの紹介を主軸に、「WIRED」「The New York Times Magazine」などのグローバルメディアで活躍するイラストレーター、クリストフ・ニーマンが同展のために手がけたドローイングとインスタレーションが展示され、機能美とデザインの本質に迫る。
本展のコンセプト立案から会場のクリエイティブディレクションは、ドイツのクリエイターである、マイク・メレーとメレー・メレー社が手がけている。さらに会期中には、ゲストスピーカーによるギャラリートークも開催される。LAMYの定番ボールペン、「LAMY noto(ノト)」のデザインを手がけた深澤直人、ドイツ・ラミー本社マーケティングチームの大貫仰などのゲストスピーカーによるギャラリートークも開催。また、会場限定アイテムとして、「LAMY AL-star(アルスター)」の万年筆 thinking toolsモデルや展覧会図録、ポスターが販売される予定。
■thinking tools.プロセスとしてのデザイン ― モダンデザインのペンの誕生
会期:2018年3月3日(土)~2018年4月8日(日)
休館日:火曜日
時間:10:00~19:00
入場料:無料
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3