職人の伝統手法と情熱を感じる、「トスカーナ産植物タンニンなめし革」イベントがイタリア文化会館で開催

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職人の伝統手法と情熱を感じる、「トスカーナ産植物タンニンなめし革」イベントがイタリア文化会館で開催

高品質で長く愛用できる素材として、スマホケースや財布などにも使われている「トスカーナ産植物タンニンなめし革」。イタリア・トスカーナ州は、植物タンニンなめし革のイタリア唯一の産地。植物の樹皮や根、葉などから抽出したタンニン(渋成分)を用いたトスカーナ産のなめし革は、丈夫で吸湿性に富み、非常に柔らかく、使い込むほどに艶や独特の味わいが出ることが特徴だ。そんな植物タンニンなめし革に触れ、理解を深めてもらうイベントが、11月25日(金)に東京・九段下のイタリア文化会館で開催される。

そもそも「なめし」とは、そのままでは腐ったり硬くなってしまう動物の皮を製品に使用できるまでに加工する重要な製造工程のこと。その中でも特定の植物から採取される、タンニンという物質を用いた植物タンニンなめしは最も伝統的な手法。人体や環境に有害な物質を使わない植物タンニンなめし革の製品は、使い終わったあとも廃棄がかんたんで自然に優しい。合成物質や重金属を使わないので、金属アレルギーの方も安心して身につけることができるという。

会場では実際に見て触れることができる展示や、製法や歴史についてのセミナーを開催。イタリアに行かずとも、その製造工程や最新情報を知ることができるチャンスに足を運んでみてほしい。

http://www.ice-tokyo.or.jp/