昼と夜の人と都市をつなぐ不思議な街灯「Shadowing」、テクノロジーアートの祭典「Media Ambition Tokyo」で日本初公開
英国ブリストルを拠点にするメディアセンター、ウォーターシェッドによる「Playable City Award」の2014年度の最優秀賞作品「Shadowing」が、都市を舞台にしたテクノロジーアートの祭典「Media Ambition Tokyo 2016」で日本初公開される。2016年3月までロンドンのデザインミュージアムでも展示されている同作品、テクノロジーやイノベーションの集積が進む虎ノ門ヒルズで展開される。
英国を拠点に活動するデザインデュオ、チョムコ&ロジアによる「Shadowing」は、都市空間を共有する市民の間に新たな交流を生み出す一方、現代の都市に蔓延する見えない何層ものデータ、市民監視の文化などを問う作品だ。街を歩く人々が、過去に同じ場所を通った人が残した影と出会い、一緒に歩いたり、踊ったりするなどして交流し、その様子はデータとして蓄積されていく。そして、自分もまた次にそこを通る人のために影を残していくというもの。
Shadowing from Chomko & Rosier on Vimeo.
また、同作品の公開に先駆けて、「テクノロジーが創る人と都市の新たな関係」と題したトークセッションが虎ノ門ヒルズカフェで2月20日に開催される。スピーカーは、齋藤精一氏(ライゾマティクス)、若林恵氏(「WIRED」日本版)、クレア・レディントン氏(ウォーターシェッド)、マシュー・ロジア氏(チョムコ&ロジア)、ジョナサン・チョムコ(チョムコ&ロジア)。現在、ブリティッシュ・カウンシルの公式サイトで申込受付中。