肩書きは自分で決めていく。個を強くするPARTYのチームワークと、「北条SANCI」での働き方

肩書きは自分で決めていく。個を強くするPARTYのチームワークと、「北条SANCI」での働き方

北条SANCI

肩書きは自分で決めていく

――PARTYのチームをつくっていくにあたって、採用活動ではどのようなことを意識していますか?

文:PARTYは、自主的に道を切り開いていく人が合うのかなと思いますね。まだ世の中にないことをつくる案件が多いので、そういった新しいことの中にも道筋を立てて開拓していける人だと力を発揮できるのかなと。

文里沙さん

文里沙さん

林:一般的な面接やリファラル採用なども行っていますが、僕はプロフェッショナリズムがあるかどうかが大事な気がしています。なにかひとつの領域を掘り下げられている人は、別のジャンルでもやっていける覚悟があるというか。また、今までやってきたことに関わらず、新しいことを考えて開拓していけるかということは、PARTYで働く上では大切なことだと思います。

――PARTYに入ってからのキャリアパスは、どのように決めていますか?

マンディー:半年ごとに上司との面談があり、そこでじっくりいまやっていることと、これから向かっていきたいことについて話し合うんです。私は最初プロジェクトマネージャーとしてジョインしたのですが、実はコピーライティングに一番パッションを持っていることを面談で話したんですね。すると、PARTYのSNSの投稿を書くことからやってみれば?と上司が言ってくれて、それがターニングポイントになりました。

やりたいことが明確にあるなら、提案すれば、基本的にオープンマインドにやらせてもらえています。自立したプロとしての志があれば、全力で応援してくれるスタンスですね。

マンディー・ワンさん

マンディー・ワンさん

宮本:名刺に載せる肩書きは自己申告ですしね。僕もリサーチ・エンジニアと名乗っているのは、プログラムを書くだけじゃなくて、論文を読んだ上で実装したりしているので、なんだかエンジニアだとちょっと違うかなと思い、「リサーチ」をつけたからなんです。

林:PARTYのメンバーは、会社の中でどうありたいかということではなくて、社会との関わりの中でどのようにキャリアをつくっていけるのか、ある意味“キャリアパス”ではなく、言うなれば“ソーシャルパス”みたいなことを考えて働いているんだと思いますね。それぞれのパスで、可能性を広げていければいいなと思います。

2階の打ち合わせスペース

2階の打ち合わせスペース

2階の個人作業スペース

2階の個人作業スペース

個が強い集団で、新しい体験を届けたい

――最後に、みなさんが今後やりたいことについて聞かせてください。

林:CCOの伊藤直樹も言っていますが、「集団的天才をいかにつくるか」ということについては、すごく考えていますね。たとえばピクサーでは1本の映画に3人も脚本家が参加していたり、誰かが欠けても集団として常に強いクリエイティブ生み出せる。そういった集団としての強さのためには、まずそれぞれの個が強くならないといけないと思うので、メンバーの個がもっと突出するようなことをやっていきたいと思います。僕はPARTY以外の人ともどんどん組んでいくことで、新しい出会いだからこそ紡げることや、まだ世の中にないものをつくっていきたいと思っています。

林重義さん

林重義さん

文:PARTYは、世間的なイメージからすると、どんな人たちがいるかわからないというか、謎に包まれているというイメージがあると思うんですよね(笑)。また、ポートフォリオとして作品は発表していても、その制作のプロセスはなかなか認知されていない。なので、私はnoteを積極的に発信するなどして、どうやったら世間の人にPARTYのことをもっと知ってもらえるのかを考えています。

PARTYには、おもしろくて、でもちょっと変わっていて、愛すべきキャラクター性のある人たちが集まっていますし、PARTYならではの知見があるので、シェアできることは積極的にして、クリエイティブ業界の底上げになるようなことにも力を入れていきたいと思っています。

宮本:僕は目標を考えて人生を組み立てるというよりかは、おもしろいと思った方向に進んでいたら、いつのまにかそこで楽しく仕事ができているという感じですね。画像処理のエンジニアになったのも、大学の授業で「魔法みたいなことができるんだな」と思ったことがきっかけですし、PARTYに入ったのもおもしろそうだったから。そういった、自分の好奇心の振れ幅が大きいことをやっていく中で、自分というものを構成できたらいいなと思います。

宮本優一さん

宮本優一さん

マンディー:PARTYのメンバーはそれぞれにパーソナリティも違うし、好みや趣味もバラバラ。でも、それぞれがスペシャリティを持っているからこそバランスが取れていて、「PARTY」の名前が意味するように、「つくる群れ」としてみんながひとつの目標に向かっていけるんだと思います。今後、個人としては海外向けのコミュニケーションや、言語のリミットを飛び越えていくような、ユニバーサルなものをつくっていきたいですね。

さらに、あって当たり前だと感じてもらえるくらい、社会に“インストール”されるようなものをつくっていけたらと思います。「ググる」ということばみたいに、サービスの名前が動詞になってしまうような、誰も体験したことがないようなサービスやプロダクトを世界中に届けられたら幸せですね。

北条SANCI

文:平林里奈 写真:中川良輔 取材・編集:堀合俊博(JDN)

PARTY
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※JDNアンケートは締め切りました。ご回答いただきありがとうございました!