広重-雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく

《東海道五拾三次之内 庄野 白雨》(保永堂版) 《東海道五拾三次之内 庄野 白雨》(保永堂版)

江戸後期の浮世絵師・歌川広重(1797-1858)は、独特な構図と豊かな色遣いによる詩情豊かな風景版画で、多くの人々に親しまれています。居ながらにして旅の気分を味わうことのできる街道絵、各地の名所を描く名所絵と、彼の描き出す風景は多岐にわたります。しかし、広重の場合は単に名所を描くのではなく、季節、天候、時間帯などさまざまに組み合わせた設定をすることによって、行ったことのない場所の魅力が倍増されるのです。

本展では、広重の代表作である保永堂版『東海道五拾三次之内』全作品をはじめ、主要な風景版画約150点を展示し、各作品の特徴や造形上の工夫などの鑑賞ポイントを一つひとつ紹介しながら、広重作品の魅力を改めて読み解きます。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

【関連イベント】
●講演会 1「北斎か、広重か。」
講師:神谷浩(元名古屋市博物館副館長、国際浮世絵学会常任理事)
日時:6月8日(土) 14:00~15:30
場所:ホール
※参加無料

●講演会 2「美味しい名物で楽しむ 広重の描く旅の風景」
講師:林綾野(キュレーター、アートキッチン代表)
日時:6月29日(土) 14:00~15:30
場所:ホール
※参加無料

●ワークショップ「浮世絵の実演と体験 多色摺木版画で団扇(うちわ)づくり」
日時:7月6日(土) (1)10:00~12:00(2)14:00~16:00
場所:スタジオ
対象:(1)小学生(2)中学生以上一般
定員:各20名
参加費:1,000円(材料費、保険料)
※要申込み

●ギャラリートーク
日時:6月14日(金)、6月28日(金)、7月12日(金) 14:00~(30分程度)
場所:企画展示室
※要本展観覧券

開催期間 2019/06/08(土)~2019/07/15(月)
※イベント会期は終了しました
時間 9:30~18:00(6/21は21:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
入場料 一般1,000円/高校生・学生600円/小学生・中学生400円
参加アーティスト 歌川広重
会場
  • 岩手県立美術館
  • 企画展示室
  • 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
会場電話番号 019-658-1711
会場URL http://www.ima.or.jp/
詳細URL http://www.ima.or.jp/exhibition/temporary/20190608.html