
19世紀初頭、輸送手段の主役である「鉄道」は、大陸を網羅する線路や車両の規格によって、モノゴトを簡略化する工業化・効率化という世界共通の目的をもたらした。図形・図式・図解を意味するダイヤグラムは鉄道の普及以降、その運行状況を表す「ダイヤ」となり、より厳格な時間概念とマナーやルールに基づく規範を形成し、人々の振る舞いを規定・規制するようになる。また、駅名やサイン計画、アイコンといった情報伝達に関する識別の基準や記号化は、人々の認知と視覚表現の基本になると同時に、それらを次々と更新した。
本イベントでは、「鉄道と身体・知覚・行動」をテーマに、それらに重要な役割を果たしていると考えられるグラフィックデザインや印刷メディアに着目する。メインアーティストには、文字、紙、本をおもな素材やテーマに作品を展開する、アーティストでグラフィックデザイナーの立花文穂を迎える。展覧会自体を立花が編集とディレクションを担う雑誌『球体7号』として表現する。「美術・写真・ことば… さまざまな表現をぐちやっとまるめた紙塊である」とうたう「球体」を展覧会として実現する。
開催期間 |
2017/11/10(金)~2018/01/21(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 12:00~19:00(12/14~12/24は21:00まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、祝日の場合は翌日)、12/28~2018/1/3 |
入場料 | 無料(一部有料イベント) |
参加アーティスト | 立花文穂、 荒木信雄、石田千、高山なおみ 他 |
会場 |
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会場電話番号 | 06-6226-4006 |
会場URL | http://artarea-b1.jp/ |
詳細URL | http://artarea-b1.jp/archive/2017/11101165.php |