武蔵野美術大学日本画学科有志展「root map」

武蔵野美術大学日本画学科有志展「root map」

武蔵野美術大学日本画学科新4年生、新大学院2年生による展覧会「武蔵野美術大学日本画学科有志展『root map』」が、武蔵野美術大学で開催される。同展は、学生が自主的に運営し、作品を発表することを目的としたものだ。

“ルートマップ”と聞くと、道、道筋を表す「route」を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。「root」は、根、根本という意味があり、複数形[roots]になると、人の民族的・文化的・社会的な起源、ルーツとして使われる。 本展タイトルは、この2つの「ルート」のダブルミーニングとして名付けられた。

「日本画」という言葉は、ヨーロッパからもたらされた「西洋画」に対して、日本の絵画と区別するために明治以降につくられた。そして現在もなお、1,000年以上根ざす伝統を受け継ぎつつ、時代とともに変化し続けている。その変化の中で、日本画とは何か、また日本画と西洋画の区別がはたして絵画表現にとって有効なのか、答えはまだ見つかっていない。

日本画とは何かを突き詰め、さらにはその枠組みを超えようと、伝統的な画材と自己表現との間で常に格闘している学生たち。その努力が発芽し、根を張り、枝分かれと成長を繰り返しながらさまざまなところにまで広がっている。それらは出発地点が同じでも、過程も目的も違う。密集したり、あるいは分離したりしながら、それぞれの目指す方向に広がっている。

武蔵野美術大学日本画学科という出発地点。それぞれの表現やコンセプトを探しながら向かう未開の土地。その過程である今この時に展示される作品が、まるで探索するような気持ちで楽しみつつ、ご覧いただきたい。

開催期間 2018/04/28(土)~2018/05/10(木)
※イベント会期は終了しました
時間 9:00~17:00
休館日 日曜日、祝日
入場料 無料
会場
  • 武蔵野美術大学
  • 12号館 地下展示室
  • 東京都小平市小川町1-736
お問い合わせ 042-342-6050
会場URL http://www.musabi.ac.jp
詳細URL https://jp12shita2018.wixsite.com/rootmap