個展開催の権利をかけた公募展「第18回写真『1_WALL』展」が、東京・銀座にあるガーディアン・ガーデンで開催される。

本展は、ポートフォリオ審査による1次審査と、1対1で審査員と対話をする2次審査を通過したファイナリスト6名が、1人1壁面を使って作品を発表するグループ展だ。会期中には、一般見学者にも公開される最終審査会が開催される。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、審査員による議論を経て、グランプリが決定。グランプリ受賞者には、1年後の個展開催の権利と個展制作費20万円が贈られる。

今回のファイナリストは、寓意的なモチーフを構成し、聖書の視覚化に取り組む稲田フランコタデオ、2人の妹と故郷を9年間にわたり撮影し続けている影山あやの、ポラロイドカメラで肖像を撮影し、裏面に行方不明の家族へ宛てた手紙を書いてもらうプロジェクトを行う苅部太郎、写真の上に物体を重ねるなどの加工を施した後、再撮影して、独創的なイメージをつくる中野泰輔、さまざまな土地で撮影したスナップショットを展示するLily Shu、モノクロで客観的な視点とパーソナルな視点で街を切り取った林佳文の6名だ。

【関連イベント】
●公開最終審査会
日時：3月23日（金）　18:00～21:00

●レセプション
日時：3月23日（金）　21:00～21:30