ケンチクトークセッション「都市のパブリックをつくるキーワード」 第3回:藤村龍至

建築家が公共的な建築に取り組むとき、どんなことを考え、何を理想としているのだろうか。1985年に創業した複合文化施設「スパイラル」は、都市における公共空間を思考・実践してきた建築家・槇文彦によって設計された。民間の複合文化施設でありながら、人々が思い思いに過ごすためのエスプラナードと名付けられた立体的な街路空間を屋内に取り込み、またそのシークエンスの中で文化と出会うということを意図している。
それから30年以上が経過し、建築を取り巻く環境、役割も少しずつ変化してきた。グローバル化は都市間競争をドライブさせ、都市経営的視点は官民の協調的な開発を生み出してきた。同時に人口減少局面を迎え、各地に発生している空き家などの空間的余白を、コミュニティ形成を促す場としてマネジメントすることも求められている。あらゆる分野における情報化、製造環境の変化、AIなどの人そのものの拡張を迫るような技術革新が、建築に新しい可能性を突きつけている。そのような多面的な変化を前に、今、改めて都市における公共空間としての建築の有り様とその意義を問い直す。
本トークセッションでは、実際に各地の公共建築の設計に取り組んでいる建築家を招き、実践を通した思考に触れるとともに、これからの都市に求められる公共空間を考える上でのキーワードを探っていく。第3回となる今回のゲストは、ソーシャルアーキテクトの藤村龍至。
開催期間 | 2018/11/18(日) |
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時間 | 17:00~19:00(16:30開場)※講座終了後に簡単な懇親会も開催予定 |
入場料 | 一般3,000円/学生2,500円 |
参加アーティスト | 藤村龍至 |
会場 |
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会場電話番号 | 03-3498-1171 |
会場URL | http://www.spiral.co.jp/ |
詳細URL | http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2652.html |