20代の頃から国際的な版画展に出品し多くの賞を受賞、国際的にも高い評価を獲得。長年にわたり第一線で活躍を続けている、日本を代表する画家・版画家、木村秀樹。特に70～80年代に制作された作品群は、国内の主要美術館に収蔵されている。

ギャラリーノマルで2015年より始まった、木村秀樹の70年代から現在にいたる仕事を4年間計7回の会期で開催するプロジェクト、「Project Periods」。同プロジェクトは、時代を越えてなお、色褪せることのない魅力を放ち続ける70年代初期の作品から最新作までを系統立て、俯瞰的に観ることで、木村の思索の遍歴をたどり、その魅力に迫る試みだ。

本展では、木村がこれまでに制作してきた膨大な数の作品群の中から10のシリーズを選び、当時と同様ないしは類似のポジ／版を用いて、現在の視点から新たなシルクスクリーン作品を各ピリオドごとに制作。旧作とあわせて展示される。10枚の新作版画作品は、会期終了時に1冊のポートフォリオとして出版される。

【関連イベント】
●作家によるギャラリートーク
日時：12月9日（土）　18:00～
料金：無料
※終了後、オープニング・パーティーを開催