![グレンコー [スコットランド] ©写真 上田義彦](https://www.japandesign.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2019/10/2.jpg)
芸術家の目が切り取った風景に、自然科学の研究者は何を見るのだろうか。本展では、写真家・上田義彦が撮影した写真を、国立科学博物館の研究者が解説し、対象物とともに展示する。解説の多くは風景の背後にある時間の流れを意識したもので、瞬間を切り取った写真に重層的な意味を付け加えている。風景に地球の歴史を感じることは、私たちの認識をより深いものにするはずで、そこに「芸術と科学の融合」の目指す地平がある。
(国立科学博物館 篠田 謙一)
自由な芸術と、事実の科学。芸術と科学はまったく違うベクトルのように思える。いつの間にか、そんな概念が我々に刷り込まれてはいないだろうか。しかし人は、意識と感覚を分けて生きているわけではない。見るという意識の直後に、好き嫌い、気持ちいい気持ち悪いという感覚が沸き起こる。その後に初めて、その感覚がどこから来ているのかを知りたいと思う。「何だこれは?」という感覚的な興味が、「もっと知りたい」と事実を欲求するのである。写真という芸術を入口に、科学の世界に誘う展示を、さてあなたはどう見るだろうか。
(グラフィックデザイナー 佐藤 卓)
《本文は公式サイト紹介文より抜粋》
開催期間 |
2019/09/10(火)~2019/12/01(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 9:00~17:00(金・土、11/3は20:00まで/10/31・11/4は18:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 10/15、10/21、10/28、11/5、11/11、11/18、11/25 |
入場料 | 一般・大学生630円/高校生以下および65歳以上無料 |
会場 |
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お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | http://www.kahaku.go.jp/ |
詳細URL | http://www.kahaku.go.jp/event/2019/09landscape/ |