ファウンデーション ~ドレスの内側~

西洋服飾史は、シルエットの移り変わりの歴史と考えることができる。神戸ファッション美術館では、18世紀のロココからエンパイア、ロマンティック、クリノリン、バスル、アール・ヌーヴォー・スタイルなど、20世紀のさまざまなドレスを所蔵しており、観ることができる。実は、これらの女性らしさを強調したかなり不自然なドレスのシルエットの内側には、秘密の仕掛けがある。本展は、ドレスの輪郭を形づくる「ファウンデーション(foundation)」に注目する。
ファウンデーションという言葉は、一般に「土台、基礎、基盤」という意味で、建築でいえば基礎となる骨組みのことだ。18世紀から現代までのドレスは目まぐるしく変化しているが、これらのドレスにおいて、使用される骨組みのような役割のクリノリン、バスル、コルセットなどは、ファッションの世界におけるファウンデーションだ。中でもコルセットは、20世紀初頭まで800年ほど使用された、女性美を象徴するアイテムである。本展では、本来は外側に決して出てくることがない、これらファウンデーションとドレス約30点が展示される。
開催期間 |
2017/10/18(水)~2017/12/26(火) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館) |
入場料 | 一般500円/小・中学・高校生・65歳以上250円 |
会場 |
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お問い合わせ | 078-858-0050 |
会場URL | http://www.fashionmuseum.or.jp |
詳細URL | http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/basic/foundation |