ヨーロッパの木の玩具(おもちゃ)-ドイツ・スイス、北欧を中心に

ヨーロッパの木の玩具(おもちゃ)-ドイツ・スイス、北欧を中心に

「子どもはおもちゃを通して、世界を知っていく」。

これは、スイスの玩具メーカーであるネフ社の創業者クルト・ネフの言葉である。子どもたちに美しく優れた玩具で遊んでほしいという願いのもと、目黒区美術館では、1987年の開館以来30年にわたって、ネフ社製品をはじめ、木でつくられた良質な国内外のトイを収集し、館内での「トイの日」開催や、館外へのアウトリーチ活動を展開。そして、子どもだけではなく大人まで、広範囲の人々に向けた教育普及活動を続けてきた。本展では、木製玩具の魅力をが「みる」「遊ぶ」「知る」の視点から紹介される。

まず「みる」では、おもに戦後、玩具メーカーによってつくられた木製玩具を「手で遊び・考えること」をテーマに、400点あまりの作品によって紹介。こうしたメーカーの玩具とともに、小規模な工房制作によるクラフトの玩具も展示される。

次に「遊ぶ」では、会期中、実際に展示したものと同種の、手触りの良い玩具で遊べるプレイコーナーが設置される。

最後に「知る」では、世界に類をみない木工ろくろ挽きの第一人者であるクリスチアン・ヴェルナーをドイツ・ザイフェンから招き、ワークショップセミナーを開催。実際に公開制作もおこなわれる予定だ。

本展を通じ、また目黒区美術館が教育普及活動で大切にしてきた、「手で遊び・考えること」で、ともすれば受け身になりがちな最近の「遊び」から、自分の手で世界を広げていくことについて、思いを巡らせていく。

※その他の関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください

開催期間 2017/07/08(土)~2017/09/03(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 月曜日(ただし、7/17は開館)、7/18
入場料 一般700円/大高生・65歳以上550円/小中生無料/障がいのある方は半額・その付添者1名は無料
会場
  • 目黒区美術館
  • 東京都目黒区目黒2-4-36
会場電話番号 03-3714-1201
会場URL http://mmat.jp/
詳細URL http://mmat.jp/exhibition/archives/ex170708