アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意

© Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Arts
アイ・チョー・クリスティンは、インドネシアで活躍している現代アーティストだ。彼女はドライポイントなどの凹版印刷の技術を習得した後、テキスタイルデザイナーとしてキャリアを積み、2000年頃からアーティストとしての活動を本格的にスタートさせた。
キリスト教の説話や精神的主題にもとづいて表現を行うアイ・チョーの作品は、人間の不完全性や二面性についての深い洞察に裏付けられている。とりわけ絵画における飛び散るような色彩の断片は、自身の揺れ動く感情のありようを示す一方、キャンバスの余白との魅力的な調和をみせる抽象化されたイメージには、万物と人間との関係性を探求するアイ・チョーの真摯な姿勢が現れているようだ。
アイ・チョーの日本の美術館での初個展となる本展は、活動初期のドライポイントやドローイング、具象から抽象の間で表現の可能性を探求してきた油彩画群、ソフトスカルプチャーや大規模なインスタレーション、さらに本展のために制作された新作の大型絵画など約50点の作品を通して、およそ20年にわたる多角的な創作活動の成果が紹介される。
開催期間 |
2018/04/28(土)~2018/08/19(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(金・土は20:00まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、7/16、8/13は開場)、7/17 |
入場料 | 一般1,000円/大学生800円/小中高生400円/65歳以上の方800円 |
参加アーティスト | アイ・チョー・クリスティン |
会場 |
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お問い合わせ | 076-220-2800 |
会場URL | https://www.kanazawa21.jp/ |
詳細URL | https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1758 |