日本の戦後モダニズム建築の盛期、1950年から70年代に焦点をあて、数々の名建築を手がけた建築家・芦原義信（1918-2003）の軌跡を、手描きの図面など100点以上におよぶ建築資料の展示でたどる。

本展では、「中央公論ビルディング」、「駒沢公園体育館・管制塔」、「ソニービル」、「モントリオール万国博覧会日本館」など、10の代表的な建築に加えて、芦原義信の建築や外部環境の理念を伝える「武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス」が紹介される。武蔵野美術大学美術館が所蔵する20万点におよぶ「芦原義信建築アーカイブ」の中から、手描き図面や写真などの建築資料、さらには1950年代初頭ハーバード大学大学院に留学当時の課題図面など貴重な個人資料も展示される。

【関連イベント】
●講演会「芦原義信建築アーカイブについて」
日時：5月27日（土）　16:00～17:30（予定）
会場：武蔵野美術大学 美術館ホール
※入場無料、先着順（予約不要）
（1）講演「アーカイブの意義　父が残そうとしたもの（仮）」
出演者：芦原太郎（芦原建築設計研究所 所長、建築家）
（2）鼎談「芦原義信建築アーカイブとその可能性について」
出演者：芦原太郎、田中正之（武蔵野美術大学 造形文化・美学美術史教授）、松葉一清（武蔵野美術大学 造形文化・美学美術史教授）

●ツアー
「設計者とまわるムサビキャンパス」
会場：武蔵野美術大学 美術館ホール
※入場無料、先着順（予約不要）
※トークの後にキャンパスをまわります

日時：5月27日（土）　14:30～
石岡俊二（元芦原建築設計研究所 管理建築士）

日時：6月10日（土）　14:30～
児島学敏（都市文化研究室代表、元芦原建築設計研究所 設計部長）