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京都工芸繊維大学


互いの侵蝕の後… ─ Dance theater ─

佐藤弓衣 / 造形工学科 建築コース

「草履をぬぐ」という動作から、劇の上演は始まる。人々はそこに、現実の世界から離れた世界を求めて集まる。浄瑠璃「伽羅先代萩」の一部始終を記憶にとどめた青葉城跡地に残る石垣。それを背景とする、能楽・狂言を中心としたダンスシアターと、それを創造する制作所を計画する。 建築は、魅力的な皮膜を持つことで、内部にある空間に人を誘い込もうとしてきた。そのような中心性を解体することで、土地が建築内部に入り込み、劇場の敷地全体が劇場空間となるよう計画し、人々に土地との対話を意識させる。
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