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京都工芸繊維大学


SCAB ─ 「まち」を治療する建築 ─

山口浩志 / 造形工学科 建築コース

生命体にのみ起こる治癒現象 ─ 瘡蓋/かさぶた。この生物的反応を建築的に取り入れられないか。そして、現代に蔓延した問題(傷)を治癒できないか。 「まち」に出来た問題が瘡蓋のような形態を作り出していく。ゆえに、その場所を治癒する機能を持つ建築となる。そしてその場所から問題が取り除かれ、治癒されると、治癒機能は無くなり、その問題の痕跡としての建築が「まち」に残り続ける。それは、その「まち」の過去・現在・未来へと関心を向けさせ、人々の社会活動に影響を与え続ける。
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