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IAMAS
fickle echoes
吉田麻実子 / スタジオ3
この作品は、持続音を出力する振り子がガラス瓶を通過する際に引き起こす共鳴を用いたサウンド・インスタレーションです。 日ごろ聞き慣れている音は、ちょっとした環境の違いから、いつもとは違った響きとして耳に届きます。こうした経験から、音を作るだけでなく、音の響く空間も表現の中に取り入れることで、より積極的に「音を聴く」という行為に向かえるのではないかと思い、この作品を制作しました。時間とともに変化していく振り子のスピードや、振り子の軌跡は、ガラス瓶という小さな空間の特性によって音の響きを変容させます。このような、そのつど生み出されていく響きの変化に、じっと耳を澄ます、という作品です。
(インスタレーション)
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