会期 | 2014年10月30日(木)~11月9日(日) |
---|---|
会場 | (PLACE) by method |
“デザイナーがデザインを検討できるポイントは、思った以上に存在している。フォルムをデザインする前の段階、マテリアルであったり、製造方法(つくり方)であったり。マテリアルからデザインすると、どんなことができるのか。つくり方から考えると、どんなフォルムが生まれるのか。DRILL DESIGNが試みた2つの挑戦の展示に加え、現在取り組んでいるレザープロジェクトのプロトタイプが、本展覧会にて新たに発表される”(展覧会告知より)
展示物は三つ。一つはお馴染みの「ペーパーウッド」。開発履歴のまとめと共に、サブロク(900×1800mm)のペーパーウッドが置かれて迫力。
二つ目は「パッケージをデザインする前に、段ボールを考える」と題したグレーの段ボール。ナミナミの紙を挟む構造が合板に通じると考え、また、なぜ茶色しかないのだろう、と疑問を持った結果の研究。問題は膨大なロットとコスト。茶色の段ボール原紙と同様に安い新聞と雑誌の古紙を使った「地券紙」に着目。グレーという色、独特の風合いを活かして作られたのがこの段ボール。価格は、茶色と白ライナー(茶色の構造に白い紙を貼ったもの)の段ボールの中間に設定、現在は素材として購入可能。
三つ目は「革製品をデザインする前に、加工方法を考える」と題したプロジェクト。革という伸縮する素材特性と、「抜き」「成形」という技術を最大限に活かす研究と実験。(上写真:会場にてDRILL DESIGNのお二人、サブロクのペーパーウッドとグレーの段ボールに目がいく)
デザインイベントの情報投稿・掲載依頼は、
こちらのフォームからお願いいたします。