ヤマハ株式会社、ヤマハ発動機の共同デザインイベント「project AH A MAY」

ヤマハ株式会社、ヤマハ発動機の共同デザインイベント「project AH A MAY」

2015年3月12日から25日まで、フランス・サンテティエンヌ市で開催された『第9回サンテティエンヌ国際デザイビナーレ2015(Biennale Internationale Design Saint-Étienne )』。そこにヤマハ株式会社とヤマハ発動機株式会社が共同出展した。ヤマハの出展は2回目だが、共同では初出展。

展示会場の様子

展示会場の様子

プロジェクト名は「project AH A MAY(プロジェクト アーメイ)」。普段は楽器をデザインするヤマハ、モーターサイクル等のモビリティをデザインするヤマハ発動機のデザイン部門が、お互いのデザインフィールドを交換して、生産・商品化の制約に縛られることなく、それぞれの作法や考え方でデザインを提案するというものだ。「ヤマハ」というブランドを共有する両者がお互いを鏡に見立て、デザインを通じてお互いを映し出すことで、相互に刺激を与えあうと共に両者に共通する「ヤマハらしさ」を見出すことを目的としている。

楽器のヤマハがデザインしたオートバイと自転車。モビリティのヤマハ発動機がデザインしたドラムセットとマリンバ。それぞれを展示風景とあわせて紹介する。

※白背景以外の全ての写真はBruno Vigneron/Getty Images for Yamaha Corporation and Yamaha Motor Co., Ltd.による

Motorcycle(prototype) / √(Root) ライダーの目線から計器類を排除することで視線の先を風景と一体に、フォルムは馬をモチーフとし人馬一体のイメージ

Motorcycle(prototype) / √(Root) ライダーの目線から計器類を排除することで視線の先を風景と一体に、フォルムは馬をモチーフとし人馬一体のイメージ

Electrically power assisted bicycles(prototype) / 0±0(0 plus or minus 0)  充電スタンドに設置しペダルをこぎ充電する、電気は家族でシェアしたり電池を持ち出して電気で動く楽器を楽しむ

Electrically power assisted bicycles(prototype) / 0±0(0 plus or minus 0)  充電スタンドに設置しペダルをこぎ充電する、電気は家族でシェアしたり電池を持ち出して電気で動く楽器を楽しむ

両ヤマハのデザイン部門長 川田氏(左)、長屋氏(右)

両ヤマハのデザイン部門長 川田氏(左)、長屋氏(右)

Drums(prototype) / RAIJIN(God of the Thunder) ドラム楽器の中で暴れ回るように演奏できる球体

Drums(prototype) / RAIJIN(God of the Thunder) ドラム楽器の中で暴れ回るように演奏できる球体

RAIJIN

RAIJIN

Marimba(prototype) / FUJIN(God of the Wind) モーターサイクルの二人乗りさながらマリンバを二人で演奏する、タンデム(後ろ)の奏者が木琴部の円を回し、前の奏者がマレットで木琴を叩く。偶発性を活かしたスリリングな演奏

Marimba(prototype) / FUJIN(God of the Wind) モーターサイクルの二人乗りさながらマリンバを二人で演奏する、タンデム(後ろ)の奏者が木琴部の円を回し、前の奏者がマレットで木琴を叩く。偶発性を活かしたスリリングな演奏

FUJIN

FUJIN