光を透過してキラキラと輝く宝石のような花器。北欧のテーブルウェアブランドiittala（イッタラ）社のフラワーベースシリーズに新たに加わったもので、デザインはフランスのRonan and Erwan Bouroullec（ロナン＆エルワン・ブルレック）兄弟が担当した。

Ruutu（ルートゥ）はフィンランド語でトランプのダイヤを意味する。その名のとおり、ひし形の直方体が立ち上がった形状。製造方法は手吹きガラスで、簡単な形のように見えるが熟練の職人でなければ正確な幾何学形状を制作するのは難しいという。

iittala社での展開は、色はモスグリーンやグレーなどの7種類、大きさは5種類。ひし形なので組み合わせて使用しやすく、重なった際の色の層も単体では出ない味わいがある。手吹きならではのガラスの自然な揺らぎと平面の力強さを持った花器。