壁際に置き、約17cmの至近距離から、4Kの精密な画像を最大147インチの大きさで投射できる超単焦点のプロジェクター。人の影の映り込みを気にすることなく、没入感ある大画面映像を楽しむことができる。これまでの映像機器とは全く異なるその形状は、住空間に自然に溶け込むことを目指してデザインされた。

本体はアルミの直方体、前面はラジエーターグリルかルーバーのようになっている。使用していないときは天面のカバーが閉じ、空間の中でさらに自然な存在感となる。床置きの様子は、ローキャビネットやローチェストを思わせるが、前面のグリルと色によって、新しい何かであることが分かる。

2700mmある幅は、真ん中のプロジェクター、その両脇にスピーカー、さらにキャビネットという編成からなる。キャビネットの幅は機構とは関係なく設定できるので、この一間半というサイズは空間の中に置かれた際の存在感、バランスを考慮しての設定だろう。

4Kでしかもこの大画面となると光源のメンテナンスも気になるが、経年劣化に強いレーザーダイオードを採用することにより、定期的なランプ交換は不要になっている。既存のHD（ハイビジョン）コンテンツも4K映像に変換して見ることも可能だ。