Luigi Colani（ルイジ・コラーニ）デザインによるオリジナルシリーズが、30年余の歳月を経て待望の復刻。現代的解釈を加えてサイズや製造方法を見直し、新たにマグカップも追加された。

コラーニは自然の中で機能的、構造的に最も優れて美しいものは卵だといい、「傾けた卵」を基本イメージにデザインされたものだ。

製造販売を手掛ける京都の老舗陶磁器専門店「たち吉」とコラーニとの出会いは、1983年にAdam＆Eveブランドから発表した「Luigi Colani 2001 Collection」にまでさかのぼる。1980年代のコラーニブームの火付け役ともなった代表作だ。今回、当時の直筆スケッチなどを多数所有していたことで、たち吉創業260周年事業のひとつとして復刻および新アイテムの追加プロジェクトが進行した。

自然をモチーフにした緩やかな曲線を描く有機的なデザインで、エルゴノミックデザインの先駆者的存在として知られるルイジ・コラーニ。当時の商品タグにはこんな言葉が記されていた。

「もし、1万年後、人間の手と口が変わったならこのデザインを変えよう」ールイジ・コラーニ