グランプリは「ライン印」。第18回「シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」受賞作が発表

グランプリは「ライン印」。第18回「シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」受賞作が発表

新しいプロダクトのデザインを募る「18th SHACHIHATA New Product Design Competition (シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション)」の表彰式が10月10日に開催され、受賞作品9点が発表された。

今年で18回目となる同コンペティションのテーマは「つながるしるし」。これまでにない「つながり」を生むしるしとは何か?人々が使うなかでつながり、ときに連なり、あるいは交差したり、共鳴したりしながら、広がりを持つようなアイデアが募集され、過去最多となる1,681件の提案が集まった。

グランプリを受賞したのは、品田聡による「ライン印」。シンプルな一本の短い線を押せるハンコで、線同士をつなげたり、模様のように組み合わせたり、手書きの文字や印刷物に線を添えたり、使い方次第でさまざな表現ができる、どんどんつなげたくなる「しるし」の提案だ。また、グランプリ作品のほかに準グランプリ2作品、審査員賞5作品、特別審査員賞1作品の計9作品が選出された。

なお、審査員は中村勇吾、原研哉、深澤直人、三澤遥の4名のデザイナーが務め、ゲスト審査員として建築家の大西麻貴、そして一般社団法人未来ものづくり振興会 代表理事の舟橋正剛を加えた計6名が審査をおこなった。

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