「コクヨデザインアワード2025」受賞作品決定、グランプリは創作活動をサポートするペン「NEWRON」

コクヨ株式会社が主催する、プロダクトデザインコンペ「コクヨデザインアワード2025」の最終審査会と受賞作品発表が2025年3月15日におこなわれ、受賞作品4作品が決定した。
同アワードは、次世代を担うデザイナーの発掘と、商品化を通じた活躍支援をおこなう国際コンペティション。22回目となる今回は、「prototype」をテーマに、プロダクトデザインにおいて一般的には完成前の原型や試作品という意味で使われる言葉を「次につながる可能性をもつ原型」ととらえ、未来への起点となるようなプロダクトデザインを募集した。
国内外61カ国から合計1,448点(国内716点、海外732点)の応募があり、最終審査では、2024年11月の二次審査およびパテント調査を経て選出された9作品のプレゼンテーションと模型審査を実施。その後、審査員による最終審議によって受賞作品が決定した。
グランプリを受賞したのは、川田敏之による作品「NEWRON」。同作品は、グリップ部分にさまざまな形状の突起が施されたペンで、「かく」という作業と同時に指先から脳の働きを促し、創作活動をサポートする「アイデアを生み出すためのペン」として提案された。優秀賞には、「スピニング」(一條遥貴)、「KAKONET」(松村佳宙)、「秘密」(weiweichen)の3作品が選ばれた。
https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/industry_other/20250315cs1.html