ビジュアルデザインスタジオ「WOW」が、東京ミッドタウンで開催中の「MIDTOWN CHRISTMAS 2023」にてインスタレーション作品を展示している。展示期間は2023年12月25日まで。

「MIDTOWN CHRISTMAS 2023」のコンセプトは“BE ENCHANTED…”。インスタレーションやイルミネーション、アイススケートリンクなどが東京ミッドタウン各所に展開され、「自然が奏でる美しいリズムに浸り、うっとりする、幻想的なクリスマス」を楽しむことができる。

中でもWOWが手掛けるインスタレーション「some snow scenes」は、ガレリアの天井から吊るされた4千個のオブジェクトがレーザーを受けて光ることで、雪や水滴、つららを表現。その下に設置されたピアノに水滴を落とし、音を奏でるといった演出だ。楽曲は江﨑文武が担当し、冬のさまざまな情景を情緒的に描き出す。

制作を担当したWOWによると、「雪が描く繊細な情景、雪の美しさ、厳しさ、あたたかさを表現した」「こだわったのはオブジェクト自体を光らせるのではなくレーザーで内照させることで表現した雪の軽やかさ。小さいオブジェクト一つひとつに光を当てるのは途方もない作業だった」という。

光と音のパフォーマンスは、通常の演出のほか各時間の00分、15分、30分、45分に「時雨」「粉雪」「吹雪」「深雪」をイメージした4つの特殊演出がある。さまざまな雪の表情を眺めているうちに一人ひとりの“snow scenes”が思い起こされるような、詩的な作品となっている。

https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/6730/