「TOKYO MIDTOWN AWARD 2023」グランプリが発表、受賞作品を東京ミッドタウンにて11月12日まで展示

「TOKYO MIDTOWN AWARD 2023」グランプリ作品 (左)デザインコンペ グランプリ作品「動く募金箱」
(右)アートコンペ グランプリ作品「TOKYO ELEVATION Type 0」

東京ミッドタウンが主催する、デザインとアートのコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD 2023」の受賞・入選作品が10月5日に発表された。

同コンペは、才能ある若手デザイナーやアーティストとの出会い、応援、コラボレーションを目指すもので、デザインコンペ・アートコンペの2部門を設け、幅広く参加作品を募集している。16回目となる今回は、総計1,479件(デザインコンペ1,166件/アートコンペ313件)の応募の中から16作品が選ばれた。グランプリは以下のとおり。

【デザインコンペ:グランプリ】
テーマ:つながり
作品名:動く募金箱
受賞者:黒澤杏

【アートコンペ:グランプリ】
テーマ:応募者が自由に設定
作品名:TOKYO ELEVATION Type 0
受賞者:タカギリヲン

デザインコンペのグランプリに選ばれたのは、黒澤杏による、人と人を繋ぐ“バトン”と人と人を繋ぐ活動である“募金”をかけ合わせた「動く募金箱」。一定の場所に置かれることが多い貯金箱を、人から人へバトンのように繋いでいくことにより、さまざまな人の動いた想いを乗せて届けることができるのではという提案だ。

アートコンペのグランプリには、タカギリヲンによる「TOKYO ELEVATION Type 0」が選ばれた。普段あまり着目されない“地中”にフォーカスした作品で、東京ミッドタウンを起点に3つの地点を選び、その地盤を映像によって再現し、擬似的にも見比べられるようにした。

グランプリを含め、両部門で受賞・入選した16点は、10月5日から11月12日まで、東京ミッドタウンのプラザB1 メトロアベニューにて展示される。会場では、毎年デザイナーやアーティストによって異なるデザインでつくられるトロフィーも展示。今回はアートコンペの審査員である、クワクボリョウタさんがデザイン・制作した作品トロフィーが飾られている。なお、会期中は、来街者やオンラインでの一般投票で人気作品を選出する「オーディエンス賞」も実施される。

TOKYO MIDTOWN AWARD 公式ホームページ
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2023/