デザイン会社きいちのメモが持ち運び可能な遊具「PORTABLE PARK」を発表
“人間らしさ”をテーマにデザインの力で課題解決に取り組む「株式会社きいちのメモ」が、どこでも遊び場に変えるプレイキット「PORTABLE PARK(以下、PP)」を発表した。
デザイン起業家の守屋輝一が設立した同社は、社会課題解決型プロジェクトの企画・開発・事業化や、組織へのデザイン支援に取り組む企業。同社の第1弾の事業であるPPは、日本有数の紙の印刷加工会社である福永紙工のモノづくりの技術を活かした紙製品。
「粘土のように変形し、ブロックのように連結」をコンセプトに製作をおこない、独自のペーパーハニカム構造による伸縮性や、形状固定や連結を可能にする持ち手のマジックテープにより、自分の力で遊びを生み出し続ける行為を誘発する。「△さんかく」「☐しかく」「〇まる」の3種類を展開し、それぞれを組み合わせることで遊びの世界を広げることが可能。テスト導入した国内イベントや公園、商業施設だけでなく、ウクライナの戦争避難児童からも高い評価を得ている。販売開始時期は同社ホームページにて発表される。
また、同社は第2弾の事業として、自転車に乗る子供の死傷者数ゼロを目指す安全システム「PROLO」を年内に展開予定。ヘルメット着用を検知すると、鍵を開けられる仕組みになっており、使用することでヘルメット着用率100%を実現できる。