日本初のアート振興の総合的拠点「国立アートリサーチセンター」が3月28日に設立

国立アートリサーチセンター公式Webサイトより 国立アートリサーチセンター公式Webサイトより

独立行政法人国立美術館が、アート振興を持続的かつ国際的に展開するための日本初の総合的な拠点「国立アートリサーチセンター」を3月28日に法人内に設立する。

「アートをつなげる、深める、拡げる」をキーワードに、国内外の美術館や研究機関をはじめ、社会のさまざまな人々をつなぐ新たな拠点となることを目的に設立された同センター。専門領域の調査研究に留まらず、情報収集と国内外への発信、コレクションの活用促進、人的ネットワークの構築、ラーニングの拡充、アーティストの支援などに取り組み、日本の美術館活動全体の充実を目指す。センター長は、現森美術館館長の片岡真実が務める。

ロゴは、Artの「A」をもとに、同センターがアートに関わる人々をつなぎ、日本のアートが発展していく様子を表現。生物の神経細胞のつぎ目であるシナプスが枝分かれして別の神経細胞につながろうとする有機的なイメージで描かれ、生き生きとした鮮やかな印象で、国際的な場でも映えるような赤色が採用された。

https://ncar.artmuseums.go.jp/