装丁家・菊地信義に迫るドキュメンタリー映画『つつんで、ひらいて』が12月公開
装丁家の菊地信義と、本をつくる人々を追ったドキュメンタリー映画『つつんで、ひらいて』が、12月上旬よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開される。
俵万智『サラダ記念日』をはじめ、これまでに1万5千冊以上もの本のデザインを手がけた装幀者・菊地信義に迫る本作。大江健三郎、古井由吉、浅田次郎、平野啓一郎、金原ひとみなど名だたる作家たちに愛されてきた菊地氏に3年間にわたり密着し、手作業で一冊ずつデザインする過程や、本の印刷、製本にいたるまでの過程をとらえている。
ほかにも、本作では装幀家の水戸部功や、作家の古井由吉などが登場し、紙の本の現在と未来を語っている。監督は、是枝裕和・西川美和が立ち上げた映像クリエイター集団「分福」に所属し、『夜明け』で注目を集めた広瀬奈々子が手がける。
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