詩人・谷川俊太郎の現在に焦点をあてる「谷川俊太郎展」が2018年1月から開催、小山田圭吾と中村勇吾とのコラボ作品も発表

詩人・谷川俊太郎の現在に焦点をあてる「谷川俊太郎展」が2018年1月から開催、小山田圭吾と中村勇吾とのコラボ作品も発表

85歳の現在も、わかりやすく、読み手一人一人の心に届くみずみずしい言葉によって、多くの人々を魅了し続けている詩人・谷川俊太郎の展覧会「谷川俊太郎展」が、東京オペラシティ アートギャラリーで2018年1月13日から3月25日まで開催される。

谷川俊太郎は1952年に、詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たした。感傷や情念とは距離をおく軽やかな作風は、戦後の詩壇に新風をもたらした。「鉄腕アトム」の主題歌、「マザーグースのうた」や「ピーナッツ」の翻訳、市川崑監督による映画「東京オリンピック」の脚本、武満徹ら日本を代表する音楽家との協働などでも知られるように、幅広い仕事によって詩と言葉の可能性を拡げてきた。

一方、仕事の幅広さ・膨大さゆえに、この国民的詩人の「人」と「作品」の全体像をとらえるのは容易ではない。谷川俊太郎のエッセンスを探るべく、同展では仕事の全体を振り返るかわりに、詩人の現在に焦点をあてる。影響を受けた「もの」や音楽、家族写真、大切な人たちとの書簡、コレクション、自らの撮影による暮らしの映像、知られざる仕事を織り交ぜ、谷川俊太郎の詩が生まれる瞬間にふれる試みだ。

また、同展のために書き下ろされる詩や、音楽家・小山田圭吾(コーネリアス)とインターフェイスデザイナー・中村勇吾(tha ltd.)とのコラボレーションも発表される。

http://www.operacity.jp/ag/exh205/