東京都写真美術館リニューアル後の初開催となる「第9回 恵比寿映像祭」、テーマは「マルチプルな未来」
年に一度、15日間にわたり東京都写真美術館全館を使って、展示、上映、ライヴ・イヴェント、講演、トーク・セッションなどを複合的に行うアートと映像の祭典、「恵比寿映像祭」が2017年2月10日から2月26日まで開催される。東京都写真美術館リニューアル・オープン後の初の開催となる今回は、ふたたび東京都写真美術館全館をメイン会場として、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所などで展開し、休館中に深めた地域とのつながりを加え、さらなる充実をはかる。
「第9回 恵比寿映像祭」の総合テーマは「マルチプルな未来 Multiple Future」。映像やメディア技術の発達は、世界の見え方を変えるだけでなく、人々の身体やそれをとりまく社会のあり方にも少なからず影響を与えてきた。複数の他者と同時に接続可能となったグローバルな情報ネットワーク社会における、複製技術をともなう映像の特質と、その発達とともに個人や社会にもたらされている変化が指し示すものについて考えていく。