歌川国芳 21世紀の絵画力

相馬の古内裏 後期展示 相馬の古内裏 後期展示

2017年の「春の江戸絵画まつり」では、江戸後期の浮世絵師、歌川国芳を取り上げる。ここ数年の国芳の人気ぶりは、同時代の葛飾北斎や歌川広重をしのぐ勢いでは、と思えるほどである。「なぜ今、国芳なのか?」その答えを、国芳の作品の中に秘められた造形力や美意識に探る展覧会である。

本展は、2部構成になっている。第1章の「19世紀の国芳」では、国芳の作品の成り立ちや当時のありようを紹介する。国芳が手がけたさまざまな仕事や、歌舞伎を題材にした1枚の絵が、どんなに夢いっぱいのものであったかなど、いくつかのポイントを取り上げる。

そして第2章は、「21世紀の国芳」。国芳の作品がどうして今輝いているのか、どんなところが現代人に訴えているのかを、造形の手法や題材、作者の心といった点から探る。

前期・後期合わせて、およそ240点の国芳の作品をご覧いただくが、代表作の多くを、摺りの状態、保存状態ともに非常に良質の作品によって味わっていただける機会となる。また、国芳の作品のほかに、円山応挙や亜欧堂田善、安田雷洲らの作品も展示する。

【前期】3月11日(土)~4月9日(日)
【後期】4月11日(火)~5月7日(日)
※前期と後期で全作品の展示替えを行う。

【関連イベント】
●国芳にとっての西洋画 現代人に教えてくれること
日時:4月29日(土) 14:00~
講師:音 ゆみ子(府中市美術館学芸員)
場所:府中市美術館 講座室
※各回90分程度、聴講無料

●ねこと特撮 国芳と私たちをつなぐもの
日時:5月6日(土) 14:00~
講師:金子信久(府中市美術館学芸員)
場所:府中市美術館 講座室
※各回90分程度、聴講無料

●20分スライドレクチャー
日時:毎週日曜日 14:00~、15:00~
場所:府中市美術館 講座室
料金:無料

※その他関連イベントは、公式ホームページをご覧ください。

開催期間 2017/03/11(土)~2017/05/07(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:00(展示室への入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、3/20、5/1は開館)、3/21
入場料 一般700円/高校生・大学生350円/小学生・中学生150円/未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料
参加アーティスト 歌川国芳
会場
  • 府中市美術館
  • 東京都府中市浅間町1-3
お問い合わせ 03-5777-8600
会場URL http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
詳細URL http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kuniyoshi21.html