「ドローイングの可能性」展

※新型コロナウイルス感染拡大防止にともない、会期が変更となりました(5月27日付 主催者発表)
本展は、線を核とするさまざまな表現を、現代におけるドローイングと捉え、その可能性をいくつかの文脈から再考する試みです。デジタル化のすすむ今日、手を介したドローイングの孕む意義は逆に増大していると言えるでしょう。それは、完成した作品に至る準備段階のものというよりも、常に変化していく過程にある、ひとや社会のありようそのものを示すものだからです。
この展覧会では、イメージだけでなく手がきの言葉も含めて、ドローイングとして捉え、両者の関係を探ります。また、紙の上にかく方法は、揺らぎ、ときに途絶え、そして飛翔する思考や感覚の展開を克明に記すものですが、このような平面の上で拡がる線だけでなく、支持体の内部にまで刻まれるものや、空間のなかで構成される線も視野に入れ、空間へのまなざしという観点から、ドローイングの実践を紹介します。更に、現実を超える想像力の中で、画家たちを捉えて離さなかった、流動的な水をめぐるヴィジョン(想像力による現実を超えるイメージ)というものが、ドローイングの主題として取り上げられてきた点に注目します。最も根源的でシンプルな表現であるドローイングは、複雑化した現代において、涯しない可能性を秘めるものでしょう。
《本文は公式サイト紹介文より抜粋》
【関連イベント】
●レクチャー
会場:講堂
戸谷成雄
日時:3月15日(日) 14:00~ ※中止になりました
石川九楊
日時:3月20日(金・祝) 14:00~
●アーティスト・トーク
日時:3月14日(土) 13:00~ 山部泰司、14:00~ 盛圭太※中止になりました
会場:企画展示室 3F
●学芸員によるトーク
日時:3月22日(日) 14:00~
会場:企画展示室 3F
開催期間 |
2020/06/02(火)~2020/06/21(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(入場は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、5/4は開館)、5/7 |
入場料 | 一般1,200円/大学生・専門学校生・65歳以上800円/中高生600円/小学生以下無料 |
参加アーティスト | 石川九楊、戸谷成雄、盛圭太、草間彌生、磯辺行久、山部泰司 ほか |
会場 |
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お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
会場電話番号 | 03-5245-4111 |
会場URL | https://www.mot-art-museum.jp/ |
詳細URL | https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/the-potentiality-of-drawing/ |