練馬区独立70周年記念展 サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法

レイモン・サヴィニャック《ドップ 清潔な子どもの日》1954年 ポスター、カラーリトグラフ 29×40cm パリ市フォルネー図書館所蔵 ©Annie Charpentier 2018  レイモン・サヴィニャック《ドップ 清潔な子どもの日》1954年 ポスター、カラーリトグラフ 29×40cm
パリ市フォルネー図書館所蔵 ©Annie Charpentier 2018 

フランスを代表するポスター作家であるレイモン・サヴィニャック(1907-2002)。サーカスや見世物のアートに魅せられ確立したサヴィニャックのスタイルは、第二次世界大戦後、それまでのフランスにおけるポスターの伝統であった装飾的な様式を一新する。

日本国内5美術館を巡回するかつてない大規模となる本展では、これらサヴィニャックを、また20世紀ポスター史を語るのに欠かせないポスター作品を中心に、それらのスケッチ、原画が数多く展示される。また、フランスの景観の中でのサヴィニャックポスターにも光をあてる。ポスターとは近代都市のモニュメントであり、街角に掲出するという習慣とは切り離して考えることはできないからだ。

20世紀フランスという時代と場所の空気を切り取ってきた写真を通して、今日「屋外広告」とよばれる広告芸術が、道行く人々の心を癒し心躍らせ、時に批判され、街の中でどのような効果を発揮していたかに思いを馳せながら、ポスターというメディアを魔術師のように操ったサヴィニャックの世界を堪能いただきたい。

【関連イベント】
●講義+ワークショップ「伝える・伝わるデザインを考えよう」
日時:3月17日(土) 10:30~16:00
会場:視聴覚室
参加費:500円(材料費)
講師:中村将大(学校法人専門学校東洋美術学校講師、タイポグラフィ学会理事)
対象:中学生以上
定員:30名
※要事前申込み(抽選)

●子どもワークショップ「大好きなものを紹介しよう!絵具やコラージュでポスター作り」
日時:3月25日(日) 13:30~17:00
会場:練馬区立美術館 創作室
参加費:300円(材料費)
講師:眞子みほ(練馬区立美術館学芸員)
持ち物:自分が大好きで紹介したいもの(現物、写真どちらでも)、エプロン
対象:小学3~6年生
定員:16名
※要事前申込み(抽選)

※そのほかの関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください。

開催期間 2018/02/22(木)~2018/04/15(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(月曜日が祝休日のときはその翌平日)
入場料 一般800円/高校・大学生および65~74歳600円/中学生以下および75歳以上無料/障害者(一般)400円/障害者(高校・大学生)300円
参加アーティスト レイモン・サヴィニャック
会場
  • 練馬区立美術館
  • 東京都練馬区貫井1-36-16
会場電話番号 03-3577-1821
会場URL https://www.neribun.or.jp/museum.html
詳細URL https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201709181505718201