デザインファブリケーションスタジオ「積彩」による個展が、渋谷のYUGEN Galleryにて6月25日から6月30日まで開催します。

積彩は、3Dプリンティングなどのデジタル造形手法の開発により、新たな色彩表現を探求するデザインファブリケーションスタジオ。「Coloring as a code（デジタルコードによって着彩する）」という、デジタルデータを高度に扱い、立体着彩を施す技術を探求しています。彼らは3Dプリンティングでしか成し得ないような造形／色彩表現を探求する中で、繊細なプリーツを立体表面に配することで「見る角度によって色が変化する」という視覚効果の創出に成功。これによりオーディエンスに対し、「実物を見ているにも関わらず、まるでCGを見ているかのような」新しい視覚体験を提供することが可能になりました。

積彩が目指すのは、3Dプリンタという最先端のテクノロジーを用いることで、新しい「モノ」を作るだけではなく、その裏にある新しい「モノづくり」の在り方を思索し、この時代にふさわしい新たな「モノがたり」を紡いでいくことです。積彩にとって初のギャラリー個展である本展では、これまでの探求の成果として生み出された、複雑に色が変化する表現を利用した作品「Playful Colors」の数々を展示します。

デジタルデータとマテリアルが織り混ざり、形状と色彩が融け合い、その先に結実する幽玄な視覚現象をぜひご覧ください。

なお、本展は日本の芸術文化を見つめ直し、その魅力を世界へ発信するバイリンガル美術情報誌『ONBEAT』が、YUGEN Galleryでキュレーションを行う展覧会の第四弾として開催されます。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋／一部編集》