オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド

デザイン:寺井恵司 デザイン:寺井恵司

東京・初台にあるNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて、「オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド」が2022年2月27日まで開催します。

「オープン・スペース」展は、メディア・アート作品をはじめ、現代のメディア環境における多様な表現をとりあげ、幅広い観客層に向けて紹介する展覧会です。今年度は「ニュー・フラットランド(New Flatland)」と題し、現実世界とインターネットの情報世界が地続きになったと言われるポスト・インターネット時代を経て、リアルとバーチャルという異なる次元がフラットに連続する現代のテクノロジー環境におけるさまざまな表現を取り上げます。

科学的な発見が、私たちの認識を変え、新しい世界観をひらき、そのつど私たちは、新たな地平において物事を考えるようになりました。たとえば、2次元の平面世界(フラットランド※)からは、1次元や3次元の世界を知ることができないと言われますが、私たちは、自分のまだ知り得ない世界の存在を想像することで、未知の世界へと思考を広げてきたのです。

情報圏と呼ばれる、ICTがもたらした新しい環境の登場は、デジタル技術がたんにツールであることを超えて、人類が世界を理解し、解釈するための方法を変え、新しい次元を思考し、意識の革命をもたらすと言われています。一方、現実世界とインターネットの世界が地続きになったと言われるポスト・インターネット時代は、フィルター・バブルなどの情報を遮断した世界を作ることにもつながっています。このような現代のテクノロジー環境を、新たな認識を生み出す可能性を持った新しいフラットランドと考え、閉ざされた次元を超えた世界を想像させるさまざまな表現を取り上げます。そのほか、映像アーカイヴ「HIVE」、NTTの研究所や教育機関との連携、新進作家紹介コーナーなどをおこなう予定です。

※フラットランド:1884年に英国のエドウィン・A・アボットによって書かれた小説『フラットランド たくさんの次元のものがたり』(竹内薫/訳 講談社)にちなんでいます。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部編集》

開催期間 2021/10/30(土)~2022/02/27(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~18:00
休館日 月曜日、年末年始(12/27~2022/14)、保守点検日(2/13)
入場料 無料 ※事前予約制
参加アーティスト 伊阪柊、イップ・ユック゠ユー、岩井俊雄、emolingual、齋藤帆奈、グレゴリー・バーサミアン、原田郁、布施琳太郎 、細井美裕、山形一生、アンナ・リドラー、マヌエル・ロスナー、小鷹研究室(名古屋市立大学)
会場
  • NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
  • ギャラリーB ほか
  • 東京新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4F
お問い合わせ 0120-144-199
会場電話番号 0120-144199
会場URL https://www.ntticc.or.jp/ja/
詳細URL https://www.ntticc.or.jp/ja/press/2021/press-open-space-2021-new-flatland/