Nerhol 種蒔きと烏 Misreading Righteousness

埼玉県立近代美術館にて、「Nerhol 種蒔きと烏 Misreading Righteousness」が2025年10月13日まで開催されています。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
Nerhol(ネルホル)は、グラフィックデザイナーの田中義久(1980-)と彫刻家の飯田竜太(1981-)により2007年に結成されたアーティストデュオです。
人物を連続撮影した写真の束に彫刻を施した初期のポートレート作品で注目を集めた彼らは、他者の思想や異なる分野領域とも大胆に接続しながらその関心と対象を拡げ、表現を深化させていきます。写真と彫刻のみならず、自然環境と人間社会、可視性と不可視性といったさまざまな境界を往還し紡ぎ出される表現は、幾重にも張り巡らされた複数の関係を繙き繋ぐ、独自の価値を獲得してきました。その表現活動の歩みを振り返る大規模個展「Nerhol 水平線を捲る」(千葉市美術館、2024年)に続き開催される本展では、最新作を中心に未発表作を加えた約80点による構成で彼らの多層的な探究の現在地を紹介します。
「種蒔きと烏 Misreading Righteousness」。本展が掲げるタイトルには、物事や行為の一義的な確かさに問いを投げかけ、そこに潜在する意味や覆い隠された関係を注視してきた二人の一貫した姿勢が反映されています。蒔かれた種がその場で育つことと、掘り返されて運ばれどこか別の地で芽吹くこと。どちらもある面では正しく目的を遂げていると同時に、見方を変えれば失敗や過誤になりえます。両義的な世界のあり様をその複雑さのまま掬い上げようとする制作の営為が、私たちの日常への意識にささやかな変容をもたらす。本展がその機会となることを願います。
【関連イベント】
●担当学芸員によるギャラリートーク
日時:8月31日(日)、9月20日(土) 各日15:00~(30分程度)
※20日は手話通訳、文字表示付き
場所:2F 展示室
※企画展観覧料が必要
協働:NPO法人エイブル・アート・ジャパン
協力:株式会社ジャパンディスプレイ
開催期間 | 2025/07/12(土)~2025/10/13(月) |
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時間 | 10:00~17:30(入場は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(7/21、8/11、9/15、10/13は開館) |
入場料 | 一般1,400円/大高生1,120円/中学生以下および障害者手帳等を提示の方(付き添いの方1名を含む)は無料 |
参加アーティスト | Nerhol |
会場 |
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会場電話番号 | 048-824-0111 |
会場URL | https://pref.spec.ed.jp/momas/ |
詳細URL | https://pref.spec.ed.jp/momas/2025nerhol |