村上隆のスーパーフラット現代陶芸考

十和田市現代美術館では、現代の美術、芸術をより幅広く紹介していきたいと考え、工芸、クラフトも重要な内容と位置付けている。その第1弾企画展として、「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」を開催する。
アーティストとしてだけでなく、コレクター、キュレーター、ギャラリストとしての顔を持つ村上隆。村上が近年とくに興味を持っているのが、日本の現代陶芸である。村上は、陶芸をコレクションするだけでなく、現代陶芸のショップ「Oz Zingaro」を持ち、海外のアートシーンにも紹介を試みてきた。また、そのスケールで話題を呼んだ横浜美術館での「村上隆のスーパーフラット・コレクション-蕭白、魯山人からキーファーまで−」にも、約400点もの現代陶芸が出品された。
本展では、村上コレクションから、青木亮、安藤雅信、村田森、小嶋亜創らの現代陶芸作家の作品、また、奈良美智、小出ナオキ、青島千穂、大谷工作室、ガブリエル・オロスコ、ローズマリー・トロッケル、クララ・クリスタローヴァらの現代美術作家による陶芸作品など、25作家(予定)、約300点を展示する。
利休にはじまる茶の湯、柳宗悦を中心とした民藝運動、デパート陶芸からクラフトフェアまで、多様に展開する陶芸の世界から、日本の価値と美のありようを汲み上げる村上の頭の中の陶芸史を初公開。陶芸の文脈を再考しつつ、「芸術とはなにか」に迫る、村上隆キュレーションによる美術館初の陶芸展である。
【関連イベント】
●オープニング・トーク
日時:3月11日(土) 14:00
ゲスト:出品作家など
会場:十和田市現代美術館市民活動スペース(予定)
料金:無料(ただし、企画展チケットが必要)
●ワークショップ「大谷工作室の工作教室」(仮)
日時:4月15日(土)、16日(日)
会場:市民交流プラザ「トワーレ」(予定)
※その他関連イベント、最新情報は公式ホームページをご覧ください。
開催期間 |
2017/03/11(土)~2017/05/28(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 9:00~17:00(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合はその翌日、ただし、4/24、5/1は開館) |
入場料 | 1,000円(企画展+常設展)/高校生以下無料 |
参加アーティスト | 青木亮、青島千穂、安藤雅信、アンドロ・ウェクア、上田勇児、大谷工作室、尾形アツシ、小野哲平、ガブリエル・オロスコ、上泉秀人 他 (予定) |
会場 |
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会場電話番号 | 0176-20-1127 |
会場URL | http://towadaartcenter.com/ |