
京都の河原町塩小路下ル広場にて、実験展示「EREHWON~いまここにありどこにもない場所」が12月19日まで開催します。
作品「EREHWON」はNOWHEREの文字を反対から並べた造語で、「いま・ここ」にありつつ「どこにもない」他なる場所を指す。その中に入ると音と光が消え、感じるのは呼吸と心臓の鼓動だけ。「EREHWON」には音の反響がないため、いわば感覚を背後から支える土台が変化する。距離や方向感覚のフレームが歪み、自身を空間や時間に定位しにくくもする。この不思議な装置を大学移転に向けた大規模工事が進む崇仁地域の河原町広場に置いてみる。そのときグローバルに広がる現実原則の時景に、もしかしたら他なる場としての小さな穴が開き、そこから、忘れかけていた音、黙して語らぬ他者の声が響くことになるかもしれない。<プログラムディレクター 高橋悟(美術家/京都市立芸術大学美術学部教授)>
※本実験展示は、「聞こえないを聴く・見えないを視る CASE3:霧の街のポリフォニー」の一環で行われています。
《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部編集》
開催期間 |
2021/11/27(土)~2021/12/19(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 13:00~17:30 |
休館日 | 月曜日、金曜日 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 髙橋悟、倉智敬子 |
会場 |
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お問い合わせ | 075-334-2006 |
詳細URL | https://liquid-kcua.jp/erehwon.html |