清川泰次 平面と立体

《Painting No.2993》1993年 世田谷美術館蔵《Painting No.2993》1993年 世田谷美術館蔵

静岡県浜松市に生まれた画家・清川泰次(1919-2000)は、慶應義塾大学在学中に独学で油絵をはじめた。卒業後は二科展や読売アンデパンダン展などで作品を発表していたが、それまで描いていた具象表現に疑問を抱くようになり、1951年から1954年までの渡米を機に、本格的に抽象表現の道へ進むことを決意する。

その後、清川は少しずつスタイルを変えながら、色、線、面の構成により生み出される美を探究し、70年代から80年代には、白く塗ったカンヴァスに細い線を引いたシンプルな表現に行き着いた。しかし、最晩年の90年代に入ると、色彩が復活し、さまざまな色で幾何学的なかたちや線を描くようになる。その探求は、平面作品だけでなく立体作品にもおよび、ステンレスや木を素材に、彼の絵画に通ずるシンプルなかたちを追求した彫刻の数々を制作した。

本展では、清川が1980年代以降に制作した絵画と彫刻、あわせて20点あまりが紹介される。ものを写すことに捉われない独自の抽象表現で精力的に制作を続けた清川が、晩年に平面と立体という2つの表現でつくり出した色、線、かたちの美をぜひご覧いただきたい。

【関連イベント】
●担当学芸員によるギャラリートーク
日時:12年16日 11:00~(20分程度)
※参加費無料(観覧料別途)、事前申込み不要

開催期間 2017/12/16(土)~2018/03/18(日)
時間 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、2018/1/8、2/12は開館)、12/29~2018/1/3、1/9、2/13
入場料 一般200円/大高生150円/65歳以上・中小生および障害者の方100円/介助者(当該障害者1名につき1名)および小中高大学生の障害者は無料
参加アーティスト 清川泰次
会場
  • 世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー
  • 東京都世田谷区成城2-22-17
会場電話番号 03-3416-1202
会場URL http://www.kiyokawataiji-annex.jp/