紀州漆器 KISHU+「手仕事 × 機械仕事 × デジタル仕事」展

室町時代から続く紀州漆器は、会津塗・山中塗・輪島塗とともに全国四大漆器産地のひとつだ。気軽に使える漆器をめざし、合成うるしや樹脂による生地づくりなど、新たな技術をいち早く取り入れ、柔軟な姿勢で漆器に新たな風を吹き込んできた。
TAKT PROJECTがデザインディレクションを担当したブランド「KISHU+(キシュウプラス)」は、紀州漆器産地5社(株式会社島安汎工芸製作所、中西工芸株式会社、株式会社若兆、山家漆器店、有限会社橋本漆芸)が新たに立ち上げたブランド。素地の生産、下地の仕上げ、塗り、蒔絵による加飾など、各社の強みを組み合わせ、新しい漆製品の開発を行っている。
キーワードは「先端工芸」。手仕事を尊重しながらも、その取り組みをさらに前進させている。3Dプリンターを使ってみたら何ができるだろうか。機械加工をかけ合わせてみたら何ができるだろうか?それは、手仕事の代替ではない。新しい技術を取り入れ、これまで培った技や表現をより一層拡張するための取り組みであり、手仕事だけでも工業生産だけでも辿り着けない表現だ。
本展では、「KISHU+」の「メゾン・エ・オブジェ・パリ2018」出展に先駆け、新たな取り組みと作品が紹介される。
【関連イベント】
●オープニングレセプション
日時:9月29日(金) 18:00~20:00
開催期間 |
2017/09/29(金)~2017/10/01(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 11:00~20:00(9/29は16:00から、10/1は18:00まで) |
休館日 | 会期中無休 |
入場料 | 無料 |
会場 |
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会場URL | http://www.hikarie8.com/court/2017/08/-kishu.shtml |
詳細URL | https://www.kishu-plus.jp |