東京・表参道のスパイラルにて、レザーバッグブランドのke shi ki、デザイナー／アーティストの深地宏昌、ジュエリーブランドのadachiyukari.による「間隙（かんげき）」が、10月19日まで開催します。

作品を形にする過程において、作者が予期しなかった偶然のエラーに思わず美しさを見出す瞬間があります。完全な精緻さが存在するデジタルの世界と異なり、アナログにおいて形を物質に落とし込む過程で起きるさまざまなズレに着目し、人の意図しない偶発的な美しさを、3者それぞれが見つめ直します。

ke shi kiは、天然素材ゆえの革の質感の揺らぎに着目し、製品に使用されない部位の固有の美しさへの気づきを1点ものの作品に落とし込みます。深地宏昌は、デジタルとフィジカルの境界に生じる「ひずみ」の美しさを捉え、ドローイングの「現象そのもの」を見るグラフィック作品群を展示します。adachiyukari.は、事と事の間を垣間見るようなオブジェや、制作の過程で取り残された形にアプローチを加えたジュエリーを制作します。

3組の作家・ブランドが生み出す表現を、この機会にぜひご覧ください。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋／一部編集》